事例42 過失のある死亡事故事案において、交渉により総額約7300万円の損害賠償金を獲得することに成功した事例
事例42 過失のある死亡事故事案において、交渉により総額約7300万円の損害賠償金を獲得することに成功した事例
依頼者
被害に遭われた男性(40代)の配偶者(遺族代表)
事案の概要
被害者は、依頼者の配偶者で、バイクを走行中、転倒した大型トレーラーの下敷きとなる交通事故の被害に遭われ、お亡くなりになってしまいました。
交通事故が発生してから約1年が経過したころ、加害者側保険会社との具体的な損害賠償交渉がスタートしました。
依頼者は、相手方保険会社との損害賠償の交渉を弁護士に依頼するため、当事務所にご相談に来られました。
当事務所介入後、解決に至るまで
当事務所介入後、担当弁護士が、相手方保険会社に対し資料の開示請求を行うとともに、具体的な損害賠償額の積算を行いました。
事件処理のポイントとしては、今回の交通事故が過失事案であり、当方にも一定の過失が認められる可能性が高い点です。過失が認められた場合、相手方の物損(トレーラーの修理代金等)を当方が負担することにもなるため、この点をいかに排斥ないし減額できるかが重要になってきました。
また、依頼者としては、訴訟による解決ではなく、交渉による早期解決をご希望でしたので、その点も重視し、担当弁護士が相手方保険会社との交渉に当たりました。
複数回の交渉、やりとりを経て、ご依頼から約6か月で相手方との間で和解が成立し、最終的に、当方が、約7300万円の損害賠償金を獲得する内容で決着しました(過失相殺なども考慮して和解しているため、当方から相手方に支払った金額(いわゆる持ち出し)はありません)。
解決のポイント
・自身にも一定の過失が認められる交通事故におい、過失相殺を考慮した上で最大限の損害賠償金を獲得することに成功したこと。
・交通事故を原因とする損害賠償請求の事案(特に損害賠償額が高額になることが見込まれる事案)は、解決までに相当程度の時間を要し、訴訟的解決(訴訟つまり裁判は解決までに時間がかかることが通常です)も視野にいれなければならないところ、弁護士の関与のもと、任意の交渉によって、迅速な解決が図れたこと。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例