事例22 高次脳機能障害で8級の認定を受けた後、受任後約6ヶ月で慰謝料額を約900万増額した事案
事例22 高次脳機能障害で8級の認定を受けた後、受任後約6ヶ月で慰謝料額を約900万増額した事案
事例
依頼者:60代男性 公務員
後遺障害:併合8級
事故の態様:直線道路を歩行中、前方不注意のトラックにはねられ、頭部挫傷や肋骨骨折等の重篤な怪我を負った。
解決に至るまで
被害者は、1年半に及ぶ治療が終了したところ、相手方保険会社から示談の提示をうけたが、慰謝料の金額に納得できず、当事務所に来所された。
保険会社の提示は、慰謝料の金額が裁判基準の8割に設定されており、妥当とはいえない金額だったため、直ちに弁護士が介入し、保険会社と交渉を始めた。
その後、交通事故紛争解決センターにあっせんの申立を行い、最終的には、保険会社に対し、傷害慰謝料・後遺症慰謝料をいずれも裁判基準の額を支払うことを認めさせ、約900万円の増額となった。また、当初保険会社は過失相殺15%を主張していたが、弁護士の介入により、最終的には過失相殺はなされなかった。
なお、訴訟にした場合はより増額が見込めた事案ではあったが、依頼者の強い希望により交渉段階でまとめることとなった。
解決のポイント
‣ 弁護士が介入することにより、交渉段階にもかかわらず、裁判基準での慰謝料額を認めさせた。
‣ 弁護士の介入により、保険会社の過失相殺の主張を退けた。
‣ 弁護士特約の利用により、被害者の実質的な弁護士費用負担はなかった。
*上記はあくまで最近の解決事例の一例です。
*全ての事案について同様の結論を保証するものではありません。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例