事例18 損害賠償額を約1.5倍させることに成功した事例
事例18 損害賠償額を約1.5倍させることに成功した事例
事例
依頼者:女性(パート勤務の主婦)
後遺障害等級:14級
ご相談に至る経緯
依頼者は自動車を運転中、信号機のない交差点において右折待ちのため停止していたところ、後方から相手方運転車両に追突される交通事故被害にあわれました。
事故後相当期間ご自身にて相手方保険会社との対応をされていましたが、相手方保険会社から提案された損害賠償金について疑問を抱き当事務所にご相談に来られました。
解決に至るまで
この事案は、追突事故のため、交通事故の責任原因及び過失割合については争いはなく、専ら損害賠償金の額が争点となった交通事故事案です。 ※損害賠償額は、以下の各種費目を積算し算定されます。
①治療費、通院交通費などの積極損害
②休業損害、後遺症逸失利益などの消極損害
③精神的苦痛に対する慰謝料など
当事務所が受任後、相手方保険会社と交渉を重ねた結果、①後遺症による逸失利益及び②後遺症慰謝料ともに増額することに成功し、全体の損害賠償額も弁護士介入前の提案額から約1.5倍に増額することができ最終的に和解に至りました。
解決のポイント
今回の事案のポイントは、
①後遺症による逸失利益の算定について、労働能力喪失期間(交通事故により働く能力が制限されてしまう期間)を「2年」と提案されましたが、「5年」とするようことに成功した点と
②慰謝料について、弁護士基準より低額になる任意保険基準による金額を提示されていたため弁護士基準により算定するよう交渉した点です。
弁護士に依頼することで交通事故の損害賠償額をより適正な金額とすることができた事案の一つです。
* 上記はあくまで最近の解決事例の一例です
* 全ての事案について同様の結論を保証するものではありません。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例