事例15 相手方が任意保険に加入していなかった事例
事例15 相手方が任意保険に加入していなかった事例
事例
依頼者:女性(自営業)事故でむち打ちとなった(完治)
相手方:男性(会社員)任意保険未加入
解決に至るまで
依頼者は自動車に乗り赤信号で止まっていたところ、任意保険未加入の相手方運転車両に追突され、自動車の破損、乗っていた自営業用の品物や自動車用備品の破損に加え、むち打ちの怪我を負いました。
依頼者は、これらの損害の請求をしようとしましたが、相手方は一向に請求に応じようとせず、ついには、相手方が依頼者からの電話を無視するなど、相手方との連絡すら取りづらい状況になってしまいました。そこで、依頼者は、損害賠償金の請求についての相談に訪れました。当事務所では早速相手方に対して内容証明を送付するとともに、電話でも相手方に連絡を取り、依頼者の受けた損害について、弁護士基準で算定した損害金額での請求をしました。はじめは依頼者と直接交渉していた時と同じく、相手方は電話に出ないなど、交渉を引き延ばそうとする態度が見られました。しかし、訴訟も辞さないという粘り強い交渉の結果、依頼者の保険の人身傷害特約で補償を受けられなかった自営業用の品物、自動車用備品、人身損害等について、相手方に分割で支払ってもらう旨の示談をし、損害額全額の回収に成功しました。
解決のポイント
・相手方が任意保険未加入の場合でも、弁護士による粘り強い交渉の結果、相手方が任意保険に加入していたのと変わらない損害賠償金を回収できた事案です。
交渉に行き詰ったら、まずは弁護士に相談をしてみてください。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例