事例65 橈骨遠位端骨折などの傷害を負った事案において、後遺障害等級14級の認定を獲得し、既払い金に加えて600万円以上の支払いを受けた事例
事例65 橈骨遠位端骨折などの傷害を負った事案において、後遺障害等級14級の認定を獲得し、既払い金に加えて600万円以上の支払いを受けた事例
依頼者
会社員の50代男性
等級・部位
14級 左手・右足
事案の概要
依頼者は、バイクを運転中、突然左折してきた自動車に巻き込まれて転倒し、左手橈骨遠位端骨折、右足関節骨折等の傷害を負いました。
依頼者は事故の約1か月後にご相談に来られ、弁護士特約を利用して依頼を受けることになり、比較的事故から早い時点から、当事務所が介入しました。
依頼者には、手術後も、左手関節や右足関節の可動域制限や、受傷部位の疼痛が症状として残っていました。また、物損についても損害額に争いがある状況でした。
解決に至るまで
物損については、当事務所で損害の発生や額に関する主張や資料をまとめて、相手保険会社と協議を行った結果、依頼者が納得する金額での示談を成立させることができました。
怪我については、治療中は、適宜治療方針について依頼者や相手方保険会社と協議しました。また、症状固定前には、医師と面談を行い、依頼者の症状の原因や症状固定時期、後遺障害が残る見込みについて、直接医師の意見を聴取するとともに、後遺障害診断書に適切な記載がされるように努めました。そして、当事務所において資料を収集し、後遺障害等級認定の申請を行いました。
今回のケースでは、画像上、骨折部分がきれいに整合して骨癒合が得られていること等を理由として、左手関節や左親指関節、右手関節の可動域制限については後遺障害として認められませんでしたが、神経症状による後遺障害(14級9号)の認定を獲得し、自賠責保険から75万円の支払いを受けることができました。
その後、相手方保険会社との間で賠償交渉を行いました。既払いの治療費、交通費に加えて、休業損害(減給分と有給休暇取得分)、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益などを請求し、交渉段階において、裁判基準のほぼ100%の水準で示談を成立させました。
その結果、依頼者は、既払いの治療費、交通費に加えて、自賠責保険からの75万円を含めて600万円以上の損害賠償金の支払いを受けることができました。
解決のポイント
*弁護士費用特約の利用により、弁護士費用の負担なく弁護士に依頼ができたこと。
*早期の段階で弁護士に依頼したことにより、交渉の手間が省けるとともに、確実に後遺障害等級を獲得することができたこと。
*弁護士が介入したことにより、交渉段階で裁判基準による解決を図ることができたこと。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
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