後遺障害認定のポイント169 橈・尺骨々幹部骨折 (とう・しゃくこつこつかんぶこっせつ)

 上腕骨は、1本の長管骨ですが、前腕骨は橈骨と尺骨の2本で構成されています。
 親指側にある骨を橈骨、小指側にある骨を尺骨と記憶しておくと便利です。

 交通事故では、直接、前腕を強打したり、飛ばされたりして手を地面についた際、前腕に捻れの力が加わり、橈骨および尺骨が骨折します。
 捻れにより橈・尺骨が骨折を起こしたときは、骨折部位は異なりますが、外力により両骨が骨折を起こしたときは、両骨の骨折部位は同一部位となる傾向です。

 橈・尺骨の両方が骨折しており、激痛と腫脹、前腕の中央部は大きく変形、ブラブラ状態です。
 単純XP撮影で容易に診断が可能で、両骨の骨折では、かなり強い衝撃が外力として強制されており、大きな転位が認められるものがほとんどです。
169-1.jpg 尺骨や橈骨の骨幹部は、両端に比較すると細くなっており、血流が少なく、骨癒合が遅れ、偽関節化することが多かったようですが、最近では、AOプレートとスクリューによる固定が常識とされており、偽関節化が少なくなっているようです。


 

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