238 外傷性尿道狭窄症

尿道狭窄症は男性に多くみられる疾患で、外傷により、尿道粘膜を挫傷、これが修復される過程で尿道粘膜や尿道粘膜を取り囲む尿道海綿体に線維化、瘢痕化という異常が起こり、尿が通る内腔が狭くなる病態です。
症状が重いときは、自力で排尿ができなくなり、尿道や膀胱にカテーテルを入れた状態で生活しなければならなくなり、放置すれば、尿路感染症や腎機能障害に至ることも予想されます。

尿道狭窄症の治療方法は狭窄の原因、狭窄の長さ、部位によって変わります。

①狭窄部切除、尿道端々吻合術

狭窄している部分を切除して、残った正常な尿道同士を縫い合わせるという非常にシンプルな方法です。

 

 

②後部尿道形成術

 

交通事故による後部尿道外傷は、骨盤骨折の際に合併することがあります。

直腸、膀胱などの多臓器損傷を伴っていることが多く、まずそちらの治療が優先されるようです。

受傷直後は、尿の出口となる膀胱瘻を作成しておき、外傷が落ち着いてから尿道形成術を行います。

 

③口腔粘膜を利用した尿道再建術

 

狭窄部分を尿道の走行に沿って縦方向に切開し、尿道の代用となる組織をパッチとして縫い合わせて、尿道の内腔を拡張させるオペがあります。

 

狭窄部の瘢痕化が強く、内腔が極端に狭いときは、尿道下裂の修復術後に生じた狭窄などの複雑なときは、オペを2回に分けて行います。

まず、狭窄した尿道を切除したあとに代用組織を貼り付けるオペを先に行い、6カ月~1年を経過した段階、貼り付けた代用組織がしっかりと体に馴染んだところで尿道の形に作り直すオペが行われます。

この記事を書いた人

弁護士法人江原総合法律事務所

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