205 心臓の仕組み
心臓は、左右に2つの心房と心室、合計4つの部屋に分かれており、還流してきた静脈血は右心房から右心室へ移動、肺を経由して動脈血となり、左房、左室を経由して全身へと送り出されています。
心房は、血液を集めて心室に送り、心室が、血液を血管に送り出しているのです。
血液が確実に一方向に流れるべく、それぞれの心室には血液を取り込む弁と、血液を送り出す弁があります。左心室の入口には僧帽弁、出口には大動脈弁が、右心室の入口には三尖弁、出口には肺動脈弁があり、それぞれの弁は、一方向のみに開く、閉じるようになっています。
心臓の機能は、ポンプで血液を送り出すことです。
心臓の右側部分は、血液中に酸素を取り込み、二酸化炭素を放出する器官である肺へと血液を送り出します。心臓の左側部分は全身に血液を送り出します。
これにより、全身の組織に酸素と栄養分が運搬され、各部で二酸化炭素などの老廃物が血液中に取り込まれ、肺や腎臓などの器官で排出するために運ばれます。
交通事故における心外傷では、ハンドルなどによる強い胸部打撲を原因とするものが想定されます。
ここでは、心外傷を5つに分類し、それぞれを解説していきます。
①心膜の損傷
②冠動脈の損傷
③心筋の損傷
④弁の損傷
⑤大動脈の損傷
この記事を書いた人
弁護士法人江原総合法律事務所
埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。