81 足根骨の骨折 ショパール関節脱臼骨折
ショパール関節とは、上記の関節で、横足根関節とも呼ばれています。
ショパール関節の骨折脱臼は、交通事故では、自転車、バイク、高所からの転落事故で生じることがあります。
足を強く挟まれ、内側に捻挫したとき、つま先が足の裏を向く、内返しの力が加えられたときに、ショパール関節は脱臼骨折しています。
骨折や脱臼部の転位が小さいときは保存療法が、開放性脱臼骨折で転位が大きいとき、踵骨骨折を合併しているときは、オペが選択されるようです。
ショパール関節脱臼骨折における後遺障害のポイント
1)転位が小さく、亜脱臼レベルで保存療法が選択されたものは、足関節に機能障害を残すことはほとんどありませんが、受傷から6カ月を経過した段階では、運動痛の訴えを残しています。
整復後の骨癒合状況を3DCTで、靱帯部分の損傷はMRIで立証することになります。
画像で損傷が確認されれば、14級9号、12級13号の認定の可能性があります。
2)開放性脱臼骨折で転位が大きいとき、踵骨骨折を合併しているときは、オペが選択されるようですが、ほとんどのケースで足関節に12級7号以上の機能障害を残します。
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弁護士法人江原総合法律事務所
埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。