133 LCL外側々副靭帯損傷(がいそくそくふくじんたいそんしょう)

靭帯.gif

 

LCL外側々副靭帯は、ACLPCLMCL靱帯に比較すると、損傷する頻度は少ないのですが、交通事故に代表される高エネルギー外傷においては、PCL後十字靱帯損傷や腓骨神経麻痺を合併することもあり、重篤な後遺障害を残すことがあります。

※ACL 前十字靱帯、PCL 後十字靱帯、MCL 内側々副靱帯、LCL 外側々副靱帯

 

LCL外側々副靭帯損傷では、靭帯が断裂または引き伸ばされることによる膝外側部の疼痛、外側半月板周囲の膝の激痛と運動制限が認められます。

膝の左右の不安定感もハッキリしており、膝が外れる、膝が抜けるなどの感覚を伴います。

 

Grade III 靱帯の完全断裂では、腓骨神経麻痺による下腿から足先の麻痺、膝窩筋腱領域に広がる膝外側から膝裏にかけての広範な疼痛と不安定性が見られます。

 

LCL外側々副靭帯は、膝が内側に向かないように制御している靭帯です。

交通事故では、膝の内側からの打撃、膝を内側に捻ったときに断裂することがあります。

単独損傷は少なく、多くは、後方の関節包、PLS膝関節後外側支持機構という領域を含む複合損傷を来します。

 

LCL外側々副靭帯損傷は、徒手検査で外側不安定性を認めることで、診断可能です。

さらに、ストレスXP撮影で、グレードを判別することができます。

MRIでは、骨挫傷、軟骨損傷、その他の靭帯や半月板損傷など、合併損傷がないかを検証します。

特に、後十字靭帯損傷を合併していることが多く、Grade II以上の不安定性を認めるときは、MRI検査で、それらを検証します。

膝外側側副靭帯損傷の治療は原則的にはリハビリを中心とした保存療法が中心のようですが、Grade IIIで重度な不安定性が見られるときは、手術が必要となることもあるようです。

この記事を書いた人

弁護士法人江原総合法律事務所

埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。

相談料金・着手金0円 交通事故無料法律相談のご予約 TEL:048-940-3971 受付時間 平日9時~22時 土曜10時~18時

交通事故に関する法律相談のご予約はこちら

  • 交通事故無料法律相談のご予約
  • 交通事故に詳しい専門家に相談したい
  • 治療で仕事に行けない・・・どうしたらいい?
  • 保険会社が厳しいことを言ってくる
  • 賠償額がいくらになるのか知りたい
  • 後遺障害等級認定が取れるのか知りたい
  • 法律事務所との連携をお考えの方へ
  • 交通事故に詳しい専門家に相談したい
  • 治療で仕事に行けない…どうしたらいい?
  • 保険会社が厳しいことを言ってくる
  • 賠償金額がいくらになるのか知りたい
  • 後遺障害等級認定が取れるのか知りたい
  • 法律事務所との連携をお考えの方へ