後遺障害認定のポイント110 足関節不安定症

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内返し捻挫で損傷した、外踝下にある外側靭帯、前距腓靭帯と踵腓靭帯が、十分修復されていないことを原因として、足関節不安定症が出現するのですが、さらに放置しておくと、足関節の軟骨も損傷し、変形性足関節症に増悪、日常歩行に、深刻なダメージを与えます。

足首を強固に締結する主要な靱帯は、前距腓靱帯、踵腓靱帯、後距腓靱帯、脛腓靱帯の4つです。

110.png 治療は、装具による足首の筋力強化リハビリが中心です。
改善しないとき、アスリートでは、靭帯の縫縮術や靭帯再建術が行われています。
また幼少期の捻挫では、靭帯の断裂ではなく、靱帯の付着部が剥離骨折するのが一般的です。
これが、骨の欠片として残り、スポーツ年齢になって痛みや捻挫ぐせを起こすこともあります。
治療は、上に同じです。


足関節不安定症における後遺障害のポイント

1)足関節不安定症は、内返し捻挫、足根骨の脱臼・骨折に伴う、外傷性の二次性疾患です。
本来の捻挫とは、靭帯、半月板、関節包、腱などの軟部組織の部分的な損傷を言います。
現在でも、XPで骨折や脱臼が認められなければ、単なる捻挫の扱いで、治療が軽視されています。
確かに、数週間の安静、固定で治癒するものが多数ではあるのですが、不十分な固定、その後の不適切なリハビリにより、部分的な損傷が完全な断裂に発展することや、本当は、完全に断裂していて、手術以外の治療では、改善が得られない見落としも、あり得ます。
いずれも、初期に適切な治療が実施されなかったことを理由として、不安定性を残し、捻挫を繰り返すことになり、軟骨をも損傷し、疼痛と歩行障害の変形性足関節症になることがあります。

2)足首がジクジク痛み、歩行時、階段の上がり下がりで足首がぐらつくなどの症状があるときは、受傷から2ヶ月以内を目安に、専門医を受診するべきでしょう。


 

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