75 基節骨の骨折

 

交通事故における足趾の骨折は、歩行者と自転車・二輪車・軽四輪トラックの運転者の事案などでよく見られます。

足趾の骨折について解説いたします。

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足趾の骨は、親趾では基節骨と末節骨の2本、他の趾では基節骨、中節骨と末節骨の3本で構成されており、これは手指と一致しています。

 

症状としては、骨折部位の圧痛・腫脹・皮下出血が認められ、骨折はXP検査で確認できます。

足趾の強打・突き指による骨折の多くは、骨転位のないものが多く、テーピングとアルミ製の副子で固定し、3週間の患部の安静を確保することができれば、後遺障害を残すことなく治癒することが一般です。

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5基節骨々折に対し、アルミプレートを足に合わせて加工します。

4趾を添え木代わりとして固定します。

 

後遺障害が議論されるのは、粉砕骨折、挫滅骨折などで転位の大きいものです。

中足骨骨折や中節骨・末節骨折を伴う多発骨折で、一部が開放性のもの、転位・変形の大きいものでは、矯正による整復固定後に再転位する可能性が高く、それを防止する観点から、長期間の固定が行われることになり、結果として足趾関節が拘縮を来すことも予想されます。

 

交通事故を原因とした足趾の骨折では、基節骨に多発していますが、中節骨や末節骨の骨折であっても、治療や後遺障害の対応に違いはありません。

 

この記事を書いた人

弁護士法人江原総合法律事務所

埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。

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